【眠っていた「名著解説」×飲食店「マーケティング」Blog】

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計算尽くしのどはまりゲーム!?『僕らはそれに抵抗できない』part③

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 依存症ビジネスについての最終解説part③だ。

 

 

前回は、

とりわけSNSに見られる

「中毒者の製造方法」の黄金法則

6つのうち2つ紹介してきた。

まだ読んでない方は、ぜひこちらから見て欲しい。

https://yoshiyoshiyoshix.hatenablog.com/entry/2020/05/28/122629

 

 

 

今回は

残り4つの法則と対処法を紹介していく。

 

早速、黄金法則から。

 

③段階的に進歩している感覚がある。

 

初期スーパーマリオの一面を思い浮かべて欲しい。

特徴がある。

説明書がなくても操作をスグに覚えられる。

右側に進んでくことがスグに分かる。

簡単にクリアすることができる。

 

つまり、ユーザーは自分自身で学んでいると感じる。

自分はこのゲームが上手いと感じる。

まさに快感である。

そして、のめり込む。

「中毒者」の完成!

しかしだ!

 その快感は作り手側の計算だ。

中毒者をつくるために。

つまり、

1面の「ビギナーズラック」は意図的につくってあるのだ。

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④難易度が増していく。

やりこみゲームの定番「テトリス」。

プレイ時間が多くなるにつれ

ブロックの落ちてくるスピードが速くなる。

つまり難しくなる。

 

それをクリアし「ハイスコア」を出した時の快感はクセになる。

いわゆる「フロー状態」というやつだ。

 

そして、

やり込みゲームにありがちだが、

スコアをSNSでシェアする機能がある。

実際にシェアし「いいね」をもらうと快感倍増!

自分はヒーローかのような「幻想」にふける。

話はここで終わらない。

その幻想がやがて

「自分はハイスコアを出す義務がある」

といった強迫観念に変わっていくのだ。

 

三者的な立場から冷静に見れば

「あなたのテトリスのスコアなんて、どうでもいいっすよw」。

しかし、当の本人はそれに気づかない。

というか気づけない。

「どうでもいいっすよ!」と声をかけると怒り出すに違いない。

中毒者だから。

酔っ払いに「酔ってますね」と声をかけて

「酔ってねーよ」と絡まれるのと同じである。

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⑤解消したいがされないまま

続きはWEBで。

こんなCMをよく目にする。

最後まで言えよ!とツッコミたくなるが、

最後まで言わないから気になる。

結果WEBで調べてしまう。

これを「ツアイガルニック効果」という。

 

これの究極がアメリカのドラマ「24」だ。

10年ほど前に一世風靡

ツタヤの棚を占領していったこのドラマ。

とにかくジャックバウアーが寝かせてくれない。

どんなに眠くても次の回を観ずにはいられない。

それはなぜか?

理由はいつも「めちゃくちゃいいところ」で終わるからだ。

「24」を一度でも観たことがある人ならわかるはず。

 

ピッピッピッ!

という黄色のデジタル時計が「00:00」となって終わる。

作り手側は明らかに狙っている。

 

テロリストもCTUもあと5分早く行動しろよ!

国家がかかってるんだろう!

そうしたら、この回で面白い場面が見られるのに!

何度、心の中ででツッコんだか分からない。

 

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⑥社会的な結びつき

Instagramが急激に伸びたのは

part②で書いた通り「いいね」という名の

デジタルドラッグを販売しているからだが、

もう一つの側面もある。

社会的な承認欲求だ。

人は認められたい。

「いいね」=認められましたという証でもある。

無論、虚構の証だが。

 

とりわけInstagramは「#機能」により

共通の趣味のユーザーが繋がりやすい。

こうしてお互いにハマっていくのだ。

しかし、自分は他人とすべて同じなのは嫌。

 

ある程度は同じ趣味・思考を持っていて

認められているが、

ある部分は私は個性的でオリジナリティが特別な存在である。

この自己認識が人は快感だ。

これを「最適相違」という。

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以上、6つが「人を中毒者にする」黄金法則だ。

 

如何であろうか?

皆さんにも当てはまることがあるはず。

ちなみに筆者の私は6つすべて当てはまるw

残念ながら「中毒者」だ。

 

中毒を治す究極の方法とは!?

少しでも「中毒度合い」を緩和する。

あるいは「中毒者」にならないために対処法はどうしたらいいのか?

 

本には複数書いてあるが、

究極において対処法は一つしかない。

 

スマホを触らない。

以上。

 

それが出来ないから「中毒者」なのではないか?

そうツッコまれそうだ。

確かにそうだ。

 

だからこそオススメなのは、

物理的にスマホを触れないようにすること。

・隣の部屋に置いておく。

・信頼できる他人にパスコードロックしてもらう。など

 

※2つ目は伝説のホスト、ローランドが実際にしていることだ

 

使いたくても使えないような状態にする。

それしかない。

 

煙草と一緒で近くにあれば禁煙中でも吸ってしまう。

どれだけ吸いたくても、煙草がなければ吸いようがない。

その状況をつくろう。

強制的にだ。

 

私も少しづづ試している。

皆さんも是非やってみて欲しい。

 

 

しかしだ。

このブログのPV数というフィードバックが気になりすぎて、

またスマホを見てしまうかもしれない。

※中毒者つくる黄金法則の②で解説

そういう時は対処法で解説したとおり

スマホを遠ざけようと思う。

しかし、このブログのPV数という

フィードバックが気になりすぎて、

またスマホを見てしまうかもしれない。

※中毒者つくる黄金法則の②で解説したもの

そういう時は対処法で解説したとおり、スマホを遠ざけようと思う。

しかし

しかし、このブログのPV数という

フィードバックが気になりすぎて、

またスマホを見てしまうかもしれない。

※中毒者つくる黄金法則の②で解説したもの

そういう時は対処法で解説したとおり、スマホを遠ざけようと思う。

しかし

しかし、このブログのみなさんPV数という

フィードバックが気になりすぎて、

またスマホを見てしまうかもしれない。

※中毒者つくる黄金法則の②で解説したもの

そういう時は対処法で解説したとおり、スマホを遠ざけようと思う。

しかし

 

(・・・・以下エンドレス)