【眠っていた「名著解説」×飲食店「マーケティング」Blog】

「名著」を振り返りエッセンス凝縮し、飲食店に活かせるように解説!

財政破綻はあり得ない!?『知識0からわかるMMT入門』Part①

日本は財政破綻する!?

国は借金まみれ!?

コロナ禍で行われた10万円給付ってどこからのお金?

 

こんな疑問が世間を賑わせる。

 

結論から言おう!

全部、嘘だ!

日本は破産しない。

というか出来ない。

「変動為替相場制で、

世界最大の対外純資産国。

100%自国通貨建て(円建て)の国債

発行している国のデフォルトはあり得ない」

 

そんな真実を発信しているこの本。

昨年、

世間を賑わせたMMT(現代貨幣理論)の入門書だ。

著者の三橋氏は

10年ほど前から同じ主張をされている。

f:id:yoshiyoshiyoshix:20200609115027p:plain

 

【目次】

 

財務省も破綻しないって認めてる!?

財政破綻があり得ないことは

「クニの借金1000兆円。

ひとりあたり800万の借金~」

とか言ってる

財務省が認めていることである。

 

こんな出来事があった。

遡ること約20年。

アメリカの格付け会社

「日本国債」の格付けを下げようとした。

それに対して

ふざけんな!

何下げようとしてるんだ!

アホか!!

財務省格付け会社に叩きつけた

公的な意見書に明記してある。

財務省のHPで今でも閲覧できる。

f:id:yoshiyoshiyoshix:20200609105730j:plain

 

一番最初に書いてある。

自国通貨建ての国債のデフォルトは考えられない、と。

 

そもそもデフォルトとは何だろうか?

デフォルトと財政破綻は同義語である。

 

財政破綻する~」とか言っている人達に

「そもそも財政破綻って何?」

と聞いてみて欲しい。

 

半数以上は答えられないだろうw

 

では、何故言うのか?

理由は「なんとなくの印象」なのである。

なんとなく怖いんだよね~

TVとかでよく聞くもんね~

 

所詮そんな程度の認識なのだ。

洗脳されていると表現せざるを得ない。

 

では

財政破綻=デフォルトの定義を言おう。

債務不履行である。

借りたお金が返せなくなることである。

そんなこと、日本で起こりうるはずがない。

このブログを読んでもらえたら理由がわかるはずだ。

 

 

 

②そもそも「お金」って何?実態がないもの!?

財政破綻があり得ないことを理解するためには

まず「お金」とは何か?

ということ理解する必要がある。

 

結論からいうと「お金とは借用証書」である。

決して「モノ」ではないのだ。

借りる人と貸す人がいれば「お金」は成立する。

そのデータの事を「お金」というのだ。

 

未だに

「お金を発行するには、

それと同額の金(GOLD)が必要」

とか思っている人もいる。

お前の頭は300年前かよ!

とツッコむ必要がある。

 

昔は確かに金(GOLD)が担保だった。

つまり、貨幣と金(GOLD)は交換できた。

これを兌換紙幣という。

しかし現在は、

厳密にいうと

ニクソンショック以降

金(GOLD)の担保などない。

一切ない!

これが事実だ。

 

では、

どうやってお金は発行されるのか?

理解しなければいけないのは

銀行預金だ。

 

あなたが銀行に行く。

中古のマンションを買う頭金として

借用証書に捺印し

1000万円を借りたとする。

 

この時、銀行は1000万を

どこから調達しているのだろうか?

ほとんどの人は

他の人が銀行に預けたお金を

集めて貸し付けている、と考えている。

いわゆる「お金の又貸し理論」だ。

しかし、これは明確な間違い!

これでは、

世のお金は一定で増えないではないか!

本当は、

銀行はお金をどこからも調達していない

 

えっ!

そんなバカな!

では、どうやって貸すの?

 

真実は何か?

いたってシンプルである。

銀行員が「通帳に1000万円と数字を書く」だけである。

書くだけで、

この世の中に1000万円が新たに誕生する。

信じられないかも知れないが真実である。

これを「万年筆マネー」というのだ。

※今は通帳にパソコンの

数字が印字されるから

「キーストロークマネー」という。

f:id:yoshiyoshiyoshix:20200609114854j:plain

 

簿記をやっている人なら常識の話なのだ。

貸借対照表(バランスシート BS)を考えればわかる。

 

あなた

資産:銀行預金1000万  負債:借入金1000万

 

銀行 

資産:貸付金1000万   負債:銀行預金1000万

 

こうなる。

当然だが、

銀行預金とは銀行の債務(負債)だ

 

あなたの資産と銀行の負債。

あるいは

あなたの負債と銀行の資産。

これらがバランスしているのだ。

何も問題はない。

 

銀行が通帳に数字を書くだけで

この世にお金が誕生する。

これが真実。

誰も否定できない「お金の信用創造」の真実だ。

 

驚くべきことに、

この真実を経済学は説明できないのだ。

というか概念すらない。

理由は、

兌換紙幣だった時に出来た学問だから。

つまり経済学は時代遅れ。

古いのだ。

 

MMTがやたら経済学者に攻撃されるのは

この「信用創造の真実」を説明してしまったからだ。

 

 

俺たちが説明できない部分に触れてんじゃねーよ!

俺たちの学問が古いのがバレるだろう!

これが経済学者の本音だろう。

 

 

③現金紙幣は借金!?

「お金」とはこのように

「資産(債権)と負債(債務)のデータ」に過ぎない。

日常生活においては

私たちは債権の部分を「お金」と呼んでいるのだ。

その裏には必ず「債務者」がいる。

 

銀行預金の債務者は銀行。

クレジットカードの債務者も銀行だ。

必ず、請求額の引き落とし設定しているはずだ。

 

では、現金紙幣は?

債務者は日本銀行だ。

つまり、

現金紙幣とは「日銀の借用証書」である

f:id:yoshiyoshiyoshix:20200609114817j:plain

 

覚えておいて欲しい!

現金紙幣は日銀の債務(借金)なんですよ!

 

日銀が債務を増やしてくれるから

我々の債権が増える!

 

「借金で破綻する~」

と騒いでいる人に大してオススメ方法がある。

すぐに借金を消す方法だ。

 

 

紙幣を燃やすことだ。

1万円を燃やすとする。

すると、この世から

1万円分の日銀の債務は消える。

その時同時に、

持ち主の債権が1万円分減る。

 

誰が好んでそんなことをするのか?

しないだろう!

 

借金が~!!

と騒ぐ人は基本的に「お金」の本質を理解していない。

みなさん!

これを機に教えてあげよう。

 

教える自信のない人は

この動画を見せてあげよう!

三橋氏が国会議員の前で講演した時の映像だ。


「日本の未来を考える勉強会」ーMMTポリティクス〜現代貨幣理論と日本経済〜ー令和元年5月17日 講師:経世論研究所 所長 三橋 貴明氏

 

 

次回は、「国の借金」について述べます。

part②

https://yoshiyoshiyoshix.hatenablog.com/entry/2020/06/11/030016