【眠っていた「名著解説」×飲食店「マーケティング」Blog】

「名著」を振り返りエッセンス凝縮し、飲食店に活かせるように解説!

【キャッチが勧める「飲み放題」ってお得!?】飲食業界10年だからこそ分かる「ビアガーデンの料理がまずい理由」?

以前の記事で

飲食店に行く際の

予約のテクニックを紹介した。

私のオススメする「リクエスト予約」は

数ある予約方法の中でお得だ。

https://yoshiyoshiyoshix.hatenablog.com/entry/2020/08/27/190125

 

とはいえ

予約せずに急遽、店舗を探すケースもあるだろう!

 

 

そんな時に良い店舗を見

極めるテクニックと理由を紹介する。

その理由がわかれば、

ビアガーデンの料理がマズイ理由も納得するだろう。

 

このテクニックは

いつか宴会が出来るようになった時の

電話予約をする時や、自分が幹事になった時にも

きっと役に立つに違いない。

 

<img src="" alt="ビアガーデンの女性"> 

 

 

 

①キャッチのお兄さんはアウトソーシング!?しつこい人間を一瞬で黙らせるテクニックとは?

 

仕事終わりの夜。

あなたは同僚と

「どこか飲みに行こう」と思い繁華街に向かっている。

横からキャッチが声をかけてくる。

「お兄さん、一杯どうっすか?」

「割引しますよ!」

 

それを聞いて、あなたはどう思うか?

基本的に「ウザイ」w

<img src="" alt="居酒屋のキャッチ"> 

 

しかし、彼等も仕事だ。

彼等は店舗のバイトではないことがほとんど。

店長がキャッチ専門の会社に依頼している。

つまり、キャッチセールスのアウトソーシングをしている。

そこから派遣されてきたのが黒服だ。

彼等は多くの場合、歩合制である。

 

つまり、

自分がキャッチで「釣れた」組数によって

報酬が変わる。

そう考えれば、

あれだけ「しつこく絡んでくる」理由もわかるだろうw

 

そんな彼等に声をかけられたあなたは

どう対応するのか?

 

ほとんどの人が足早に過ぎていく

いわゆる無視をする。

それが正解だ!

 

黒服は

どんなに料理のマズイ店であっても関係ない。

嘘を平気でつく奴もいる。

個室が無いのに「個室でご案内できます」とか。

 

彼等の目的はあくまで報酬。

あなたのことや店舗の評判など

どうでもいいのだw

 

だから

声をかけられたら基本「無視」でOK!

とはいえ、中にはしつこい奴がいる。

 

おそらく、

その日釣れていなくて稼げず焦っているのだ。

そんな時

一瞬でだまらせる方法がある。

たった5文字で!

相手に逆ギレされる可能性0%!

効果抜群すぎるワード。

 

 

「同業」

どうぎょう。

この5文字で相手は瞬時に態度を変え

「すみませんでした」と離れていく。

 

同業とは、飲食関係の仕事だという意味だ。

決して、グレーな仕事をしているということではないw

 

あなたがサラリーマンでスーツを着ていても問題ない。

飲食店でも本社機能の人間はスーツだ。

あなたがほんの数秒間、それを演じればいい。

いや、演じる必要もない。

無表情に、ボソッと「同業」というだけでいい。

これは女性でも使える。

是非、覚えておいて欲しい!

 

逆に

声をかけられたら立ち止まる価値が多少ある場所がある。

それは店舗の入り口付近や

飲食店が各階に入っているビルの前だ。

 

これらの前でキャッチ

専門用語で「外販(がいはん)」している

人間は店舗の社員かバイトである可能性が高い

ということは、嘘は言えないのだ。

もちろん多少の営業トークはあるがw

とくに社員である場合、自店舗の面子もある。

 

少なくとも、

道路で声をかけてくる黒服よりも信用できる。

 

 

②飲み放題は儲かりまくる!ビールだけが店舗に取って苦渋!?

 

店舗前で彼等に話しかけられたとしよう!

そんな時

あなたがお得にコスパ良く楽しめるテクニックを紹介しよう!

 

まず、こう聞こう!

「何かあるの?」

 

意味深な言葉だw

つまり「何かお得なの?」ということ。

 

すると95%以上の確率で

割引を提示してくる。

 

何故なら、

そもそも割引をしない方針の店舗は

外販をしないからだ!

 

外に出ている以上

何かしらの「武器」は持っている。

その武器とは大半の場合、割引だ。

 

更に

もし、あなたが

たくさん飲む人ならこう聞いた経験があるはずだ。

あるいは、あなたの人となりを見て

相手から言われることもある。

飲み放題どうですか?

<img src="" alt="飲み放題メニューs"> 

 

飲み放題が魅力的に映る理由は

一見「オトク」だからだ。

 

単品でドリンクは1杯500円程度。

3杯で1,500円。

飲み放題は2時間制で90分ラストオーダーで

1,500円程度。

3杯以上飲んだら元が取れる。

ほとんどがこの謳い文句だ。

 

もちろん、

呑兵衛(たくさん飲む人)とっては嬉しい!

 

しかし、よく考えて欲しい!

店舗側も商売だ。

儲けがあるから勧めてくるのだ。

 

一言でいうと

ドリンクは料理より儲かる。

原価が安いものが多いからだ。

 

サワーやハイボールは原価30円程度

売価が500円なら、470円が儲けだ。

つまり、店舗からすると

飲み放題の1500円払ってもらえたら

かなり飲まれても利益が出るのだ!

 

更に言えば、

勢いよく飲んで、酔っぱらったお客様に

料理を勧めたら頼んでもらいやすい。

つまり、客単価をあげやすい。

悪くゆうと「儲かる客」になりやすい。

 

あなたもお客様の立場で経験がないだろうか?

お会計を安くするために飲み放題にしたのに

結果的に高くなってしまった・・・

 

まさしく店舗の術中にはまっているのだ!

 

そんな飲み放題だが

唯一といって良いほど利益が出づらいものがある。

言い換えれば原価が高い飲み物。

それが「ビール」だ!

<img src="" alt="ビール"> 

 

ビールの原価は300円程度!

売価は500円なら利益は200円になる。

先ほどのサワーやハイボールとは

原価率(原価/売価×100)が桁違いに高い!

 

つまり、ビールに儲けはないのだ。

とはいえ、「乾杯はビール」が常識になっている日本で

ビールを置かないわけにはいかない。

 

 

だから

店舗からすると「飲み放題」でビールばかり

飲まれると相当痛い!

赤字になるからだ!

 

 

余談だが

ビアガーデンは

当然、ビールを飲みまくられるため

設定単価が3000円~4000円程度と高い。

もちろん、食べ放題もついているが

あんまり美味しくないw

原価の安くショボい料理が並んでいる。

 

ビアガーデンは外で気持ちいい!

もっと料理さえ美味しければ!

 

そんな声を聞いたことがあるが

飲食の裏事情を知っている私からすると

それは「無理」なのだw

 

もし、料理まで美味しくすると

単価は5000円以上にする必要がある!

 

 

③飲み放題のテクニックとは!?いいお店の判断方法とは?

 

ここでテクニックを紹介しよう!

飲み放題を勧められた時、聞くことは一つだ。

もうお分かりだろう!

 

「メニューにビールありますか?」

これだけだ!

 

いけてない店舗は置いていないことが多い!

この質問に対して

「いや、でもサワーは100種類以上ありますよ!」

とか言ってくる店員もいるが、聞く必要はない。

そのサワーは原価激安で、ほぼ確実に美味しくないw

 

気を付けて欲しいのは

質問に「ありますよ!」と返答が来ても

まだ安心してはいけない。

 

発泡酒」にもかかわらず

「ビール」と称して提供しているタチの悪い店舗もある。

 

だから、「それって本当にビール?銘柄は?」

と聞き返そう!

 

「金麦です」とか言われたらアウトだw

 

この質問に

スーパードライです」

「モルツです」

と答えてくれた店舗はOKだ!

 

よくわからない店舗オリジナルカクテルやサワーと違って

ビールはごまかしようがないのだ!

 

飲み放題にビールを置いている店舗は

比較的、良心的な店舗が多い!

 

10年間の飲食経験から言えることは、

飲み放題にビールがあるが、

料理が激マズな居酒屋はかなり少ない。

それはビアガーデンだけだw

<img src="" alt="ビアガーデン"> 

 

「飲み放題にビールがあるかどうか?」

それだけで良い店舗かどうか見抜けるのだ!

 

ビール好きならもちろんだが、

ビールを飲まない人であっても、このテクニックは使える。

是非、覚えておいて欲しい

 

まとめ

・キャッチのお兄さんは歩合制の為、必死に声をかけてくるが、「同業」と言えば一瞬で追い返せる

 

・飲み放題を勧める理由は、ドリンクは原価が安く店舗にとって儲かるから

 

・「ビール」は原価が高いため、飲み放題にビールがある店舗は比較的良心的である可能性が高い