【眠っていた「名著解説」×飲食店「マーケティング」Blog】

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【そこで戦ったら負け確定!?】『ISSUEから始めよ』×『USJを劇的変えた、たったひとつの考え方』 part②

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クロス理解

 

 

 

Part①を読まれていない方はこちらをどうぞ。

https://yoshiyoshiyoshix.hatenablog.com/entry/2020/05/15/163208

 

 

 

USJを劇的変えた、たったひとつの考え方』の要約

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USJを劇的に変えた、たった一つの考え方

 

大阪を代表するテーマパークUSJ

2010年頃までは年々客数が落ちていた。

しかし作者の森岡さんが赴任して以降、劇的に回復!

それはどうやったのか?

答えはたったひとつに集約される。

それは「消費者視点に立つこと

言い方を変えれば、

つくったもの(アトラクション)を売るのではなく、

売れるものをつくる会社に転換したということ。

マーケティングはその役割を担っている「消費者の代弁者」である。

 

組織を勝たせるためには、まずするべきこと。

それは「どこで戦うか?」を見極めること。

他社との争いで勝てない戦いを挑んでも負ける。

当たり前のことだが、ほとんどの会社はその過ちを犯している。

だから、自社の強みを生かした「勝てる」ポイントを探し当てる。

このポイントを「ビジネスドライバー」という。

 

 

それが見つかったら、そこからはフレームワークに従っていく。

 

①目的を決める

②目標を決める

③戦略を決める

④戦術を決める

 

それぞれについて解説していきます。

 

①目的とは、、、

その名の通り。

決めるコツは「シンプル」なこと。

例えば、来年の入場者数を100万人UPさせるなど。

 

②目標とは、、、、

目的を達成するための「ターゲット」

4W1Hの「WHO」にあたる。

つまり、誰に売るのかを決める

例えば、ファミリー層とかシニアとか。

 

WHOを決める時のコツは「ターゲットを狭めすぎない」こと。

理由は採算があわないから。

世間では「ペルソナ分析」といい、見込み客を思い浮かべて、

ついついやってしまいがち。

ニッチなターゲティングをしてしまったかどうかは、こう自問することがおすすめ

「そんな人、何人くらいいるの?」

少な過ぎると結論づけるなら、ターゲットを狭めすぎている。

 

 

③戦略とは、、、、

「何を売るのか?」を定める行為。

答えは「本質を売る」である。

4W1Hの「WHAT」にあたる部分。

例えば、USJはジェットコースターの乗車券を売っているのではない。

「ドキドキ感」や「ワクワク感」を売っているのである。

 

有名なマーケティングの格言がある。

「ドリルを売るな。穴を売れ」

 

そしてWHATが決まれば、自社の資源を配分する必要がある。

具体的にはヒト・モノ・カネをどこに注ぐかを決めるという事。

言い換えれば、「選択と集中」。

 

つまり、戦略とはWHATを決め、そのために資源を選択することである

 

④戦術とは、、、、

具体的な手段である。

4W1Hの「HOW」の部分であり、ユーザーが認識しているものである。

企業側からすると、WHATをWHOに届ける手段ともいえる。

 

先ほどの格言

「ドリルを売るな。穴を売れ」

これでいうと、穴がWHATで、ドリルがHOWである。

 

 

これらぼフレームワークに沿って

マーケティングを行うのが基本である。

 

【究極の一言まとめ】

消費者の視点になり消費者の求めている「本質」を売れ!

 

 

次回は

Part③の【クロス理解】です。

https://yoshiyoshiyoshix.hatenablog.com/entry/2020/05/17/141717